原因
患部に直接触れたり、唾液を介して単純ヘルペスウィルスに感染することで口唇ヘルペスが発病します。症状としては、風邪の時、過労、ストレスといったことが原因となり、唇の周りにみずぶくれができる症状です。初めて感染したのが子供の頃の場合は軽症ですむことが多いですが、大人になってから初めて感染した場合は重症化しやすくなります。
初めて感染した場合と再発の場合によって症状が異なり、大人になってから初めて感染した場合は以下のような症状が見られます。
- 唇や口の周囲に5mm程度の水疱ができる
- 発熱
- リンパ節が腫れる
再発の場合は4ステップに分かれます。
- ヒリヒリ、チクチクといった違和感、かゆみなどを感じる
- 患部が赤く腫れる
- 水疱ができる
- かさぶたができる
症状が治まるまでの目安期間は10日から14日です。
治療
治療法としてはヘルペスウイルスの増殖を抑える効果のある抗ウィルス薬による薬物療法が一般的です。
外用薬 |
・アシクロビル ・ビダラビン |
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内服薬 |
・アシクロビル ・バラシクビロビル |
現代医学において一度感染したヘルペスウィルスの消滅をさせることはできません。症状を和らげるためには早めの治療を行うことが重要です。