手荒れ

手荒れは、主婦の方、美容師、飲食店員、銀行員など水仕事をよくしたり、日常的に指先をよく扱う方に多く見られ、指先に刺激がくり返し伝わることで起こるものとされています。“主婦湿疹”とも呼ばれます。また、アトピー素因を持つ人に多く見られます。

※アトピー素因とは以下の2つを示します。

  • ①本人もしくは家族が気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれか、あるいは複数の疾患を有している。
  • ②アレルギーと深い関係がある免疫物質(IgE抗体)を作りやすい体質である。

原因と主な症状

手荒れの原因としては、頻繁な水仕事や指先を使うことにより、皮膚の角質層が摩耗し、弾力性を失い、ひび割れを起こすことが挙げられます。また、アレルギーが原因のこともあります。
そのため、手荒れが起きる部位としては、利き手の親指、人差し指、中指の指先が多く、以下のような症状が見受けられます。

  • ◆乾燥して剥がれる(落屑)
  • ◆硬くなる(角化)
  • ◆ひび割れ
  • ◆指紋がなくなる
  • ◆湿疹

治療方法

手荒れの治療法として一般的なものは、投薬療法になります。

ステロイド外用剤 手荒れによる湿疹の炎症を沈静化することが目的
保湿剤 乾燥した皮膚を湿潤することが目的
抗ヒスタミン剤
抗アレルギー剤
痒みを抑えることが目的

症状に応じて、上記3つの薬を処方していきます。手荒れは、日常生活において以下の点を心がけることが最も重要です。

  • ◆手袋を着用し、直接的な刺激を避ける
  • ◆潤いを保つためにも、何度も手洗いをしない
  • ◆炊事・家事などの仕事を減らす工夫をし、手の負担を軽くする